美守の都 ふじのみや 〜構想期間〜

富士宮市のシティプロモーションCD「美守の都 ふじのみや」

富士宮市を音楽で表現する…とても嬉しいお話なのですが
どこから手をつければ良いのかイメージが纏まりませんでした。

子供の頃から慣れ親しんでいる場所とはいえ、まだまだ知らないことも沢山。
ことりっぷさんのツアーに同行させていただき、更なる富士宮の魅力を発見してきました。

いでぼくさんのソフトクリームを何種類も試食したり、子供の頃以来訪れたまかいの牧場は新鮮で、その充実した施設に感動でした。

振り返れば2017年の秋でした。
富士山世界遺産センターその頃はまだ工事中。

2018年の夏。
歴史についてもお話をお伺いしたい…
富士宮市立郷土資料館長 渡井一信さんにお会いしてお話を伺いました。
縄文時代から現代まで…
どんな質問をしても的確に答えてくださって
こんな素晴らしい方がいらっしゃるのだ…と感激。

その昔、浅間大社の周りには多くの神社仏閣があったそうです。
小京都のような場所だったのだと思うと、その頃の人々の暮らしさえもイメージできました。

 

富士山をご神体として祀った山宮浅間神社も案内してくださいました。
ここからはちょうどまっすぐに富士山を眺めることができます。
実は夏の季節は見えないことが多いのですが、雲の合間から富士山の姿が。
「宮野さんはやはり何かおもちですね。」
と渡井さんがおっしゃって、とても嬉しかったのを覚えています。

この時に知った富士山曼荼羅図もジャケットを作るアイディアの一つとなりました。
それから、富士山に関する本を読んだり、自分なりに調べていく中で
宗教学者、人類学者の中沢新一さんの話がささりました。

富士山が日本人にとってどのような存在だったか、また時代とともにどう変わっていったのか。
自然と人との関係など。
人間が本来もっている野生の感覚について…など。

富士宮や富士山のことに触れて、こうした時間は大切ですね。
少しずつイメージができてきました。
それから、形にしようと思いつくままにアウトプットする日々。
思いついたフレーズや曲をかたっぱしからスマートフォンに録音。
また、出てきた言葉を書き留めておりました。

豊かな自然、水、風景、人、神、心、富士山
富士宮をイメージする大切な要素が段々とまとまってきました。

そして、2018年の秋〜冬は一曲ずつ仕上げる時間に。
続きはまた記します。