「音と光の迫間」Live

8月5日横浜KAMOME「音と光の迫間」と題してお届けしたライブ。
ベースのコモブチ キイチロウさんとのデュオをメインに、写真家 小川義文さんが今回のために撮り下ろしてくださった映像と共に演奏するという内容でした。

コモブチさんとデュオはもうかなり久しぶり、というより、挑む…という気持ちが強いので、なかなかお願いする機会がなかったのですが、意を決して今回のライブを迎えました。思った通り、音の渦に飲み込まれるような感覚。一音の説得力がすごい。引き込まれるような集中力の中での演奏でした。戦っているわけではないけれど、格闘技のような、私にとってはそんなデュオでした。

 

 

後半は3つの映像「Session」「Flowers」「Feeling of Running」とのコラボレーションを中心に。
「Session」は事前にデュオのシーンを撮影し、その映像をバックに演奏するという小川さんの新しい試み。実際に演奏している姿を見ながら、別の視点での捉えた映像を眺めるのは、どんな感覚になるのか…客席で眺めてみたかったです。

 

「Flowers」は虫の視点で…作ったそうです。
妖艶な美しい花、「色」の美しさを感じます。

 

「Feeling of Running」はまさに、自動車写真家の小川さんならではの作品。
この映像にどんな音楽をつけるのかが一番悩みましたが、あえて、ゆったりとした「夕刻」という曲を選びました。

〜泡々した雑なものが沈殿し、考えるべきことが明確になり、深く沈思できるような感覚〜

聴きにきてくださった写真展のお仲間の一人、元木さんが素敵なコメントをよせて下さいました。とても嬉しいです。

 

【Set List】
1st
Little Sunflower
Thirsty
Snuggle Down
The Moon’s a Harsh Mistress
An Impression of Brazil

2nd
Session
花と果実~Feel Colors
Just Two
Choro Bandido
夕刻

Norwegian Wood

今回はカバー曲も多く演奏しました。
「The Moon’s a Harsh Mistress」は最近、特に気に入っている曲で耳から離れません。

 

この日のためにわざわざ映像を作ってくださった小川さんに心から感謝です。そして、ベルリンの電子音楽レーベル raster-noton のアーティストであり現代音楽の作曲家 Ueno Masaakiさんにもご協力頂きました。新しい試みのライブでしたが、個人的にはとても面白く、新しい感覚でのぞめた特別なライブになりました。また沢山の方にお越しいただき、本当にありがとうございました。

 

写真展のメンバーの方も大勢きて下さいました。
お誕生日の方がいらっしゃったので、ピアノも写真も、あとテニスも!素晴らしい浅間さんと連弾…のはずが、コモブチさんも一緒にということで豪華なHappy Birthedayとなりました♪

そして、たくさんの素敵な写真も撮って頂きました。
眞家さん、吉川さん、浜名さん、三浦さん、広瀬さん、ありがとうございました。