13日間の屋久島の旅。
海から山が浮き上がったようなところ。水が豊かでした。
森の中を歩くと、やっぱり妖精がいるんじゃないか…と思って一生懸命目を凝らしてしまいました。そんな素敵な森は本当に本当に気持ち良くて、ちょっと危ない足元にどこか怖さを感じながらも、でも、あまりの気持ち良さに不思議と体が軽くなりました。
屋久島の1月はオフシーズン。南の島というイメージがありますが、暖房も使うし、標高の高い場所は雪が降ります。お休み中のお店も多く、ひっそりとした静かな空気が流れていました。でも、そこには素敵な人との出会いが沢山。濃密な時間に。
屋久島というと世界遺産、そして縄文杉。
自然にあふれている印象ですが、沢山の木材が伐採され、一見、豊かに見える緑も、寂しい森だったりする…ガイドブックでは知り得ない話を聞くことができました。手挽きの時代からチェーンソーになり、一気に森を伐採してしまうことはまさに殺人的だなと。でも、これは屋久島だけの話ではなく、地球全体のことなんですよね。目の当たりにすることで、どれだけ恐ろしいことをしているかが分かりました。
木の一生はスケールが大きすぎて感じることはなかなか出来ないけれど、森に入ってみると、新しい生命から朽ちていくもの。みんな生きている、育っている、そして終わりがあると感じることができます。それぞれが助け合いながら、役割を持ちながら。森がとてもとても長い時間をかけて豊かで気持ちの良い場所になったように、人間もとてもとても長い時間をかけるとこんな素敵な場所を作れるようになれるのかしら…そうだったらいいな。思わず森に「先輩!いろいろ教えて下さい」と言いたくなりました(笑)
この屋久島での模様は「宮野寛子のComfortな時間」でもご報告します。お会いした方にインタビューしたり、縄文杉や白谷雲水峡でのレポートなど。屋久島の旅編、暮らし編と1時間たっぷりお届けします。2月7日(火)深夜24時〜是非、お聞きください!